Google for Education 認定トレーナー

ワーク
この記事を書いた人
こっそりてぃーちゃー

元公立中学校教員。ワークライフバランスについて考えるようになり、通信制高校へ転職。担当は理科。
Google for Educationの利活用をはじめ、ICT全般に興味あり。
Google認定イノベーター、Google認定コーチ、Google認定トレーナーの3資格を取得済。

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  • Google for Education認定トレーナーになりたい
  • 認定トレーナー落ちた。心が折れた
  • 認定トレーナー?なにそれおいしいの?

このような教育者の方々の助けになればと思い、記事を書きました。

認定トレーナーってなに?

概要

大雑把に言うと、「先生にGoogle for Educationのサービスについて教える先生」です。認定教育者レベル1、2はあくまでも「ツールを使いこなせる個人」でしたが、認定トレーナーは教員集団や生徒に対してリーダーシップを発揮して、影響を与える存在ということになります。

メリット①:教育の最先端に触れることができる

先に言っておくと、この資格、無茶苦茶取るのが難しいです。資格保持者は日本に100人程度のようです。私のような物好きな人間は少なく、とても熱心な教育者がこの資格の存在にたどり着いて、取得しているイメージです。
認定トレーナーの資格を取得すると、専門のコミュニティに所属することができるので、日々刺激を受けることができます。また、ちょこちょこイベントが開催されるので、ステキな教育家たちと繋がることができます。

メリット②:資格取得の過程にもたくさんの学びがある

資格を取得するために、トレーナーについて学んだり、研修を開催したり、動画を作成したりと・・・さまざまなハードルがありますが、すべてを乗り越えることで、教育に対するものの見かたがより深まること間違いなしです。

デメリット③:有料かつ条件つき

企業の資格であるため、さすがに無料ではないです。後述のトレーナースキルアセスメントを受験するために15$かかります。また、認定教育者資格レベル1、2の所持が最低条件となりますので、全部とると…50$ですね。
また、年に10回のトレーニングを開催することで、ステータスが維持されます。ただし、これはオンラインでも対面でもいいので、研修担当やICT担当の方は持っておいて損のない資格です。


学習方法と試験の受け方

学習方法

  とにかく公式サイトが秀逸です。
 順番にたどっていけば、トレーナーとしての考え方を身につけることができます。

申請手順

申請にあたって必要なものは…

・トレーナーコースの履修
・トレーナースキルの理解度テスト(15$)に合格
・認定教育者レベル1及び2の取得(10+25$)
3~5回のトレーニングや今後の計画
・上記トレーニングの詳細
・トレーナー紹介ビデオ(模擬授業のようなものです)

下記公式サイトから申請の流れを確認することができます。
申し込みのサイトはChromeブラウザじゃないとうまくアクセスできなかった記憶があるので、「いつまでたってもログインできない」と困っている方は、Chromeでアクセスしてみてください。

難易度と合格率は?

数字は公開されていない

Googleの威を借って教員に対してトレーニングを行うのが認定トレーナーなわけですから、審査はかなり厳しいです。「○点とったら合格!」といった簡単なものではありません。トレーニングの内容しかり、それに対するフィードバックの収集・分析方法、また、トレーナーとしての実力をコンパクトにまとめるビデオ・・・何か一つでも欠けていると不合格になります。

自身の体験

えらそうにブログなんて書いているわけですが、私は4回不合格をいただいています。5回目にしてようやく合格しました。原因はその都度いろいろでしたが、個人的な感覚としては、トレーナー紹介ビデオが一番大変だったかなと思います。

トレーニングを受ける教員のニーズを把握し、簡単すぎてもいけないし、マニアックすぎてもいけないGoole for Educationのサービスを利用してどのように教室に変革を起こすことができるのか、2分程度で伝えないといけないわけです。実力のある方は1発合格というのも聞いたことがありますが、私のような凡人は、何度も挑戦するしかありませんでした。しかし、その過程で勉強会などを通してたくさんの仲間と出会うことができ、今でも私の財産となっています。

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まとめ

日本にこの認定資格をもっている教員が少ない原因の一つとして「粘り強さが足りない」ことが挙げられると思います。一度不合格になったくらいで諦めないでください。資格を取得しようと一歩踏み出したわけですから、ぜひ一緒に教育の未来について話し合える仲間として語り合いたいです。お困りの際は、お問合せよりご連絡ください。サポートいたします。

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