Google for Education 認定イノベーター報告

ワーク
この記事を書いた人
こっそりてぃーちゃー

元公立中学校教員。ワークライフバランスについて考えるようになり、通信制高校へ転職。担当は理科。
Google for Educationの利活用をはじめ、ICT全般に興味あり。
Google認定イノベーター、Google認定コーチ、Google認定トレーナーの3資格を取得済。

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  • Google for Education認定イノベーターになりたい
  • 認定イノベーター?なにそれおいしいの?
  • 海外旅行(韓国)を追体験したい

このような教育者の方々の助けになればと思い、記事を書きました。

はじめに

一番はじめにことわっておくと、私はSEO24というGoogle認定イノベーターアカデミーに参加する際に、Googleと秘密保持契約を結んでいます。
つまり、アカデミー中の内容を事細かにお伝えすることはできません
そんなこともあり、ふんわりとアカデミーのようすが伝わるように書きました。
ただし、イノベーターを目指している方の力になりたく、記事を書いているので、なにかお困りの点、気になる点があれば、いつでも問い合わせよりメッセージをください。

コミュニケーション力

イノベーターアカデミーはその年によって開催地が変わるのですが、今回はアジアにひらかれた設定となっており、韓国開催ではあるものの、使用言語は英語でした。
それなりに準備はしていったつもりですが、「英語苦手〜アレルギーでちゃう〜」なんて言っていた人生でしたので、技術的にも精神的にもつらいものはありました。
しかしこのアカデミーに集まっているのは精鋭の教育者たちです。



アカデミーは3日間の開催なので、朝昼晩と食事も参加者とともにとるんですね。
で。

アカデミーで得た人のやさしさ、温かい雰囲気といった、ポジティブなエネルギーは私が他者と関わる際の心の広さに影響を与えました。
温かい気持ちで相手を迎えれば対話まで持ち込むことができる、そんな気持ちで日々働くようになりました。

アカデミーの核となるもの

How Might We…

おそらくイノベーターアカデミーの参加を悩んでいる方は、実際にどのような内容だったのか気になることと思います。
私も実際にそうでした。参加前は不安すぎてめちゃくちゃ検索していました笑
そこでヒントになるのが、イノベーターアカデミーの参加申請書です。
How Might We Questionの考え方が重要です。
日本語だと「どうすれば〜を解決できるんかなぁ」ということですね。
「問い」の設定が重要になってくるわけですね。
自分が解決したい教育的な課題は何なのか、その課題はすでに解決策がこの世に存在するものではないのか、よくよく調査をする必要があります。

私のHMW

アカデミー申請時、アカデミー中、アカデミー後で私のHMW Questionはどんどん変化していきました。
それだけ魅力的なアクティビティがアカデミーでは体験できました。
ここで私のHMW変遷を共有しておきます。

アカデミー参加前:どうすればICTに苦手意識をもつ先生たちが自由自在に使用させることができるのだろうか

教育業界のICT活用はなんだか内輪ノリな感じがしていて、苦手意識をもつ先生にとっては居心地が悪いだろうなと感じていました。どうしたらICT活用をひろく一般的なものとして現場に普及させることができるのだろうか、という問いから私の旅は始まりました。

アカデミー中:どうすれば教師の多忙感は解消されるのだろうか

さまざまな教育者と対話を重ね、自分の考えを拡大していく中で、新たな問いが生まれました。
ICT活用しようと普及する側も、苦手意識を持っている側も、なんだか余裕がない。大きな隔たりが生じてしまうその根本的原因は教師の多忙感ではないだろうか、という問いを立てました。
いわゆる、日本の先生忙しすぎ!残業定額働かせ放題!!ってやつですね。

アカデミー後:どうすれば神経発達症の生徒たちが遊びながらにして教育を受けることができるだろうか

アカデミー中に課題を解決するためのプロトタイプを作ったのですが、なんということでしょう、このタイミングで私、転職してしまいました。
転職先では教師の多忙感はそこまでなかったのですが…
学習には取り組みたいが、もって生まれた発達の課題によって学習と向き合えない生徒がたくさんいました。こうして私の新たな旅が始まったのです。

調べるとなにかがわかってくる

実はこの”How Might We”検索していると、最終的に”デザインシンキング“という手法にたどり着くことになります。
イノベーターアカデミー参加前に私はこのデザインシンキングについて軽く予習してから参加しましたが、非常にスムーズに参加することができました。
予備知識ゼロで行っていたら、第二言語ということもあり、収穫はもっと少なかったかもしれません。
予習大事。

[PR]役に立ったアイテムたち

今回役に立ったアイテムを紹介します。


☆まんがでわかるデザイン思考
 自慢ではないですが、私は頭の良い人間ではありません。すぐ「猿でもわかる」みたいな本に飛びつくタイプです。「まんがでわかる」というフレーズに惹かれ購入しました。
 非常にわかりやすくデザインシンキングの手法について触れており、勉強になりました。


☆デザインシンキング・プレイブック
 前述の通り、学力コンプレックスがあるのでね。応用書にも手をだしました。
 とにかく分厚い。んでもって、難解
 ただ、入門書で全体的な構造は修得していたので、読み進めることができました。
 アカデミーで学んだことを思い出すために今でもたまに開くことがある本です。
 大切なことなので二度言っておきますが、難解。(私にとって)

まとめ

Google for Education チャンピオンになることで、得られるものは多くあります。是非挑戦してみてください。
また、やってみようにも、どうしたらよいか困っている、ちょっとアドバイスが欲しいなどなど、ありましたら、お問い合わせよりご連絡ください!

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