- 生徒のニーズの幅が広すぎてどうしたらいいかわからない!
- 人生の先輩、とにかく保護者が怖い!!
- 年齢問わずみんな同僚、どう関わっていったらいいの?
今日も元気に生きています、”こっそりてぃーちゃー”です。
名前から伝わるかもしれませが、私はコミュニケーションが得意ではありません。
なるべく”こっそり”生きていたいのです。そんな私が生み出したコミュニケーションの術を今日はお伝えします。
特に経験年数が浅いときはいろいろ悩みました。日本は今教員不足が深刻です。
少しでも先生方の悩みを解決できるように記事を作成してみました。
生徒編
真面目であることをやめよう
学級をコントロールするうえでルールが大切。どんな些細なことでも見逃してはいけないと思っている先生が多い印象を受けます。基本的に先生方は採用試験を突破している「真面目」な方が多いので、仕方ないのですが…。
若いうちは自分に自信や余裕がなく、どうしてもルールに頼ってしまいがちです。しかし、生徒はこちらをよく観察しているものです。思春期真っ只中の生徒は、ルールで縛ろうとすればするほど反発してこようとします。せっかく彼らと年齢が近いのですから、ルールを恐れずに楽しんでください。
安心がどこから生まれてくるのか考えよう
・なかなか落ち着かず、自席に座っていられない生徒がいる
・よく授業を抜け出して保健室で休んでしまう生徒がいる
・理由はとくにないが、なんとなく不登校になってしまう生徒がいる
このような生徒、よくいますよね。みなさんはどのように接していますか?どうしても「ふつう」のレールに戻そうと躍起になってしまうかもしれません。上記の生徒に対して、まずは寄り添ってみてください。
いきなり問題行動について話さなくていいんです。他愛のない会話でいいんです。相手に興味をもつだけでいいんです。もしかすると「それって甘えさせているだけでは?」と感じることもあるかもしれません。しかし、みなさんが思っている以上に生徒は強いです。安心できる人、場所があれば、それらがエネルギー源となって再び輝き出します。
先生だって人間だもの
無理に笑顔でいよう、がんばろう、もう疲れちゃった。なんて先生も多いですよね。いいんです、学校は社会の縮図。多種多様な生徒がいますね。先生だって多種多様でいいんです。ときには弱さを見せることが生徒の信頼獲得につながることもあります。「先生だから」「生徒だから」ではなく、お互いが一人の人間同士として尊敬しあえることが大切です。そのためにも、たまには「本当の自分」を生徒に見せてもいいかもしれませんよ?
保護者編
へりくだる必要はない
「モンスターペアレント」などという言葉が生まれてから何年経ったのでしょうか。年々教員の立場は弱まり、保護者から言われ放題。もうやってられないよ!と感じている方もいるでしょう。気がつけばあなたの尊厳は失われて、非常に弱々しい人物になってしまっているかもしれません。
私が若い頃は、クレーマーの特徴について必死に学んでいました。クレーマー気質のある方は、相手が弱々しいほど調子づいてくるものです。荒々しく対応しなさい、というわけではなく、毅然とした態度でハキハキと対応することが大切です。自分に非があるときはついつい弱々しい態度で伝えてしまいますが、そのようなときこそ、背筋を正してまっすぐ伝えてみましょう。保護者からすると、そこに安心感が生じるのです。
ゴールは同じだけど道のりが違う”なかま”である
正直、若かったころはとにかく保護者が怖かったです。常に品定めされている気分になるし、ちょっとでも指導方針に文句があればすぐ電話くるし。よくファミレスでは「◯◯先生はダメダメ。」なんて話をしているし。ただ、その背景にある気持ちを理解して、うまく仲間に引き込むことが大切です。
我々教員も、保護者も「眼前の生徒をよくしたい」というゴールは一緒のはずです。なぜか、学校事情だったり、その他の力が働いて、別の方向を向いてしまうわけですが…。仲間として歩むためにも、「私はこのような考えをもってやっています」ということを臆せずに発信していく必要があります。
学級通信でもよし、なにか良いことがあったら電話してみるもよし、行事や部活で見かけた保護者に突撃するもよし。手段はいろいろあります。「負担が大きい…」と感じるかもしれませんが、長期的な見方をすると、こちらと考えを共有できている保護者が多いほうが、仕事はしやすくなります。
同僚編
年齢なんて関係ない
私達にとっての上司は誰でしょうか?実は管理職だけなのです。あとはみんな「同僚」なんです。何歳であろうと、相手をリスペクトする気持ちを忘れずにもちましょう。年上でもびっくりするくらい仕事ができない先生もいますし、年下でも感心させられてしまう先生は山程います。こんなとき、必ずなにかをリスペクトできる人になってください。自分のなかで「この人は仕事ができない」と決めつけず、「この人は何が得意なんだろう、何を頑張っている人なんだろう」とプラスの見方をする必要があります。よく、年齢だけで偉ぶっている人がいますが、そのような人になってはいけません。そのような失礼な先生にはこちらも気に病む必要はありません。肉塊が喋っている。くらいの気持ちでいましょう。
笑顔でYESマン
教室では「あぁ疲れた」という顔をしていた私ですが、職員室では真逆を目指していました。「普通逆じゃない?」と思うかもしれませんが、私はエネルギーが多い人間ではなく、教室運営はどうとでもなるので、職員室の振る舞いを優先しました。
先生方をずっと観察してきたわけですが、仕事のできる先生に共通したことがあります。それはとにかく笑顔であること、YESマンであること。いつも笑顔で、なにかを頼むと「いいよ〜」と言ってくれる先生。信頼のされ方が尋常じゃありません。そのように信頼を勝ち得た先生の周りには「仕事のできる人」「助けてくれる人」が自然と近寄ってくるものです。
まとめ
スーパーコミュ障な私が自分なりに築き上げてきたものです。まだまだ小手先のテクニックはありますが、根本はこんな感じで生きてきました。今、なにかしらの人間関係に悩んでいる方の力になれれば光栄です。心と体を大切に、日本の教育をより良くしていきましょう!